寝かしつけをラクにしたい。
できれば1人で寝てくれるようにしていきたいけど、どうやったらいいの?
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
- セルフねんねとは
- セルフねんね-いつからできる?
- セルフねんね-どうやるの?【実例公開】
- セルフねんねを成功させるポイント2つ
- セルフねんねが成功しない場合の対処法
【初めての育児・家事を楽にする方法】をシェアしているぐっちママです。
子どもが1人で寝落ちしてくれるようになったら、こんなにラクなことはないですよね。
ですが、セルフねんねは多くの赤ちゃんにとって難しいものです。
赤ちゃんは成長して日に日に重くなり、自我も芽生えていきます。
いつまでも抱っこでしか寝付けない状態は、パパママにとって体力の負担となります。
もし1人で寝落ちしてくれるようになれば、寝かしつけの時間がいらなくなるので、その分、家事や自由時間に回せて一石二鳥ですよね。
今回は、実際に我が家がセルフねんねをマスターしたネントレ方法をシェアしたいと思います。
セルフねんねとは
「セルフねんね」という言葉、ご存知でしたか?
セルフねんねとは、赤ちゃんが1人で寝付く力、夜中に目覚めても1人でまた眠ることができる力のことです。
私自身は妊娠中にネントレ本を読み始めてから知ったので、この記事を読んで初めて知る方もいらっしゃると思います。
そのくらい、赤ちゃんの寝かしつけは大変で当たり前、一時期のことだから我慢して頑張るしかないと“受け入れる”のが日本では当たり前に行われてきました。
ですが、この10年ほどの間に「辛さを受け入れるのではなく、改善してハッピーな育児をしよう」という風潮が高まってきています。
その改善策の一つが、「セルフねんね」をトレーニングして養ってあげる方法です。
セルフねんね‐いつからできる?
私は妊娠中から赤ちゃんの睡眠について勉強を始めて、当時売られていたネントレ本はおそらくほぼすべて読んだ中で厳選した2冊のネントレ本の良いとこどりをして【夜通しねんね】と【セルフねんね】をマスターしました。
その1冊、『ママと赤ちゃんのぐっすり本 「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド』では、セルフねんねを始められる時期について、
もちろん子どもによってではありますが、一般的には6ヵ月以降であれば、早ければ早いほうが比較的、短期間で“ねんトレ”の結果が表れます。
出典:『ママと赤ちゃんのぐっすり本 「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド』愛波 文/著
とあります。
(ただし、6ヵ月以降でも発育に問題がないことや、医師や保健所から栄養面で指導されていないことなど条件があるので、赤ちゃんの健康で不安がある方は愛波さんの本で一度チェックしてみてくださいね。)
セルフねんねをマスターしたいなら、『ママと赤ちゃんのぐっすり本 「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド』はかなり参考になるのでおすすめです。
また、『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』の清水悦子さんは、
4~5歳でも寝かしつけや添い寝が必要な子もいるがおかしいことではない
出典:『0歳からのねんねトレーニング 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』清水悦子/著
と仰っています。
気軽に読めるマンガバージョンもあります。
セルフねんねのネントレは、寝かしつけをするパパママがセルフねんねをしてほしいと思った時から始めるとよいと思います。
我が家では抱っこで寝かしつけるのが定番で、本格的に毎日セルフねんねで寝落ちしてくれるようになったのは、1歳を過ぎてセルフねんねのネントレを始めた夜からです。
ネントレで生後4ヵ月で「夜通しねんね」できるようになってはいたので、寝かしつけで大変なのは寝付く最初のタイミングだけでした。
「夜通しねんね」をマスターすると、親は精神的にも肉体的にもかなりラクになるので、セルフねんねできなくても「まぁいいか。」としばらく諦めていたのですが、1歳にもなると10㎏近くあり、これからもっと体重は増えていく一方です。
今、手を打たないと!と「セルフねんね」のネントレをすることにしました。
具体的にどのようなことをしたのかご紹介します。
セルフねんね‐どうやるの?【実例公開】
赤ちゃんがパパママの手を借りずに自分で寝付けるようになるのがゴールですよね。
我が家が変えた行動はこんな感じです。
ネントレ前
- 寝る前の授乳(もしくは水分補給)・ゲップを出す
- 抱っこでゆらゆら
ネントレ以降
- 寝る前の授乳(もしくは水分補給)・ゲップを出す
- 起きている状態でベッドに置く
「え?それだけ?」と思われた方もいるかもしれません。
我が家の場合もそうでしたが、「抱っこしたら寝付く」とパパママ自身が思い込んでいて赤ちゃんにその癖をつけてしまっているのです。
これを変えたいなら、パパママが寝てほしい方法で繰り返し繰り返し新たに癖をつけるほかありません。
これがネントレです。
ネントレ最初の日は激しく泣きましたが、背中に手を置いておいてあげると泣き止み、むにゃむにゃと10分ほどで寝てしまいました。
次の日からはベッドに置いても泣くことなく、毎日たった数分ですーっとセルフねんねしています。
我が家のようにネントレを始めて即日マスターできる場合もあるでしょうし、数ヵ月レベルでかかるかもしれませんが、ここでセルフねんねをマスターしておくと、この先寝かしつけがいらない日々が待っていますよ!
育児をラクにしていきたい方は、ぜひやってみてくださいね!
セルフねんねを成功させるポイント2つ
ベッドなどの寝床に置いたときに、激しく泣いたり立ってしまうこともあると思います。
セルフねんねを成功させるポイントは2つあります。
①すぐに抱き上げない
背中やお腹をトントンしたり手を添えて、パパママの温かい手の温もりで安心させてあげるようにしてください。
抱っこは最終手段くらいの気持ちでいましょう。
もし抱っこしても、赤ちゃんが落ち着いたらまだ起きているうちに再びベッドに置いてトントンして…を繰り返します。
②赤ちゃんが安心するタオルやブランケットを持たせる
赤ちゃんが立ってしまった場合、この方法で寝床に自らごろんと寝転がってくれることがあります。
また、おすすめの方法として、ゲップを出させるときに自分の肩に赤ちゃんがお気に入りのブランケットをかけ、赤ちゃんの顔周りにブランケットが触れて安心できる状態を作ってみてください。
そのままベッドにブランケットごと置くと、比較的落ち着いて寝転がってくれることが多いです。
赤ちゃんがお気に入りのタオルやブランケットが特にない方は、今からでもお気に入りをつくってあげてくださいね。
寝るときに必ず持たせてあげるようにすると、段々とお気に入りになっていきますよ。
この方法でもなかなかセルフねんねが成功しない場合、こちらはできているかチェックしてみてください。
セルフねんねが成功しない場合の対処法
睡眠環境は整っているか?
大前提として、赤ちゃんが寝心地がいい寝室作りは必須です。
私は徹底的にリサーチして準備をし、赤ちゃんが生後4ヵ月で夜通し寝てくれる睡眠環境を作ることができました。
具体的な方法は、こちらでご紹介しています。
生活リズムは整っているか?
赤ちゃんを産んだ産院で「授乳は赤ちゃんが欲しがるときに欲しがるだけあげてね。」と教わりませんでしたか?
確かに、最初はそれでよいと思うのですが、実はその後に「赤ちゃんの生活リズムを整えてあげると、子育てがラクになるよ」と教わった方はほとんどいないのではないでしょうか。
私のように実際に体験して「こんなにラクになるのか!!」と感動した一部の人だけが、兄弟姉妹や友人などに熱く語っておすすめしていると思いますが、残念ながら多くの方が知らずに子育てを続けています。
でも、この赤ちゃんに合わせた生活だと、数ヵ月で心や体に疲労や限界を感じる方が少なくありません。
我が家の場合、赤ちゃんが全然寝ない子だったうえに、出産直後から度々、乳腺の詰まりや高熱に悩まされたため、2ヵ月くらいで「辛い…このままじゃヤバい」と危機感を覚えました。
そこで、『赤ちゃんもママもぐっすり眠れる魔法の時間割』に沿って生活リズムを整えることにしました。
この本を読んで、「赤ちゃんに合わせて生活するもの」という思い込みが、
- ママが上手にリードして赤ちゃんの生活リズムを整えてあげられること
- 「抱っこでしか眠れない」や「夜中に何度も目を覚ます」といった辛い原因は自分自身がその癖をつくってしまっていること
を知りました。
この本は、生後3週目から15ヵ月までの月齢ごとのタイムスケジュールが書いてあり、対象月齢のたった10ページ弱を読んでその通りに生活するだけなので、簡単ですぐに始められます。
詳しくはこちらでもご紹介しています。
【育児をラクにするコツ】セルフねんねをマスターして寝かしつけがいらない日々を!
いかがでしたか?
赤ちゃんは本当に千差万別なので必ずセルフねんねできると保証はできませんが、情報を必要としている方のお役に立てればと私の体験を踏まえてご紹介しました。
ネントレしなくても最初からセルフねんねできる赤ちゃんもいて、そんなことを見聞きして「なんでうちの子は…」と辛い気持ちになっている方がいらっしゃるかもしれません。
でも、あなたの行動次第で状況は変えられます!
セルフねんねしてほしいなら、まず本記事の内容どおりにやってみてくださいね。
それでも状況が好転せず辛いなら、ねんねアドバイザーという方々がおり、オンラインや電話などで個別相談をすることができるので、そういったものを活用するのも手だと思います。
どうかあなたの育児がラクでハッピーなものになりますように。